冬の訪れとともに、庭の景色が少し寂しく感じられることはありませんか。特に日当たりの良くない場所は、植物が育ちにくいとガーデニングを諦めてしまいがちです。
しかし、寒さが厳しい季節だからこそ楽しめる植物もあります。
日陰に強く、冬の寒さの中でも健気に花を咲かせたり、愛らしい実をつけたりする植物を選べば、シェードガーデン(日陰の庭)でも十分にガーデニングを満喫できますよ。
今回は、冬の花や実を楽しめる植物の中から、日陰や半日陰でも育てやすい、魅力あふれる3種類の植物を、参考価格とともにご紹介します。
この記事で紹介する植物
- クリスマスローズ
- セイヨウヒイラギ
- スイセン
1. 冬のシェードガーデンで《キレイを楽しむ草木花》おすすめ3選
1.1 クリスマスローズ:冬の庭の主役、気品あふれる「冬の女王」
冬ガーデンの主役といえば、多くの方がクリスマスローズを思い浮かべるのではないでしょうか。うつむき加減に咲くその姿は奥ゆかしく、気品に満ちています。「冬の女王」や「冬の貴婦人」とも呼ばれ、晩秋から春先にかけて、凛とした美しい花を咲かせてくれます。
一重咲きや八重咲き、さまざまな色合いの品種があり、コレクションする楽しみも尽きません。洋風のお庭はもちろん、和風の庭にもしっとりと馴染み、冬の景色に深みを与えてくれるでしょう。
クリスマスローズは強い直射日光や多湿な環境が得意ではありません。そのため、木漏れ日が差すような半日陰や、一日を通して明るさが保たれる日陰は、育てるのに最適な場所といえます。水はけの良い土壌を好むので、その点に少し気を配ってあげると、毎年美しい花を楽しむことができますよ。
※参考価格:1000~2000円前後(3号ポット苗)
