2. ETC「深夜割引」は年末年始にも適用される!

夜間の道路

夜間の道路

Enrico Obergefaell/shutterstock.com

深夜割引とは、午前0時から午前4時までの間であれば、ETCでの高速道路の料金が30%割引になるサービスです。

深夜割引は毎日適用されるため、年末年始でも割引対象の時間帯であれば30%割引になります。

深夜に出発するのは大変かもしれませんが、交通量が少ないうえに割引料金で高速道路を利用できるのでお得です。

深夜割引の利用例を見ていきましょう。

以下の場合、新潟西に到着したのは午前8時ですが、入口である新座料金所を午前0時から午前4時の間に通過しているため、深夜割引が適用されます。

2.1 【新座料金所(練馬)~新潟西】

  • 新座料金所(練馬):午前3時50分通過
  • 新潟西:午前8時到着

上記の区間はETC通常料金だと6920円ですが、深夜割引適用により4840円になります

利用距離に関係なく一律料金の高速国道の区間(均一区間)や、東京外環道と均一区間以外の区間を連続して利用する場合は、それぞれの区間ごとに割引の適否が判断されるので注意しましょう。

2.2 【東京外環道~東北道】

  • 草加(入23:40)
  • 川口JCT第一出口アンテナ(通過23:55)
  • 浦和本線料金所(通過0:05)
  • 仙台宮城(出6:00)

上記の場合は、草加から川口JCTまでは深夜割引対象外ですが、浦和本線料金所から仙台宮城までは割引が適用されるため、通常7550円が5290円になります。

  • 草加(入3:55)
  • 川口JCT第一出口アンテナ(通過4:10)
  • 浦和本線料金所(通過4:20)
  • 仙台宮城(出10:15)

上記の場合は、草加から川口JCTまでは割引対象で、通常330円が220円になりますが、浦和本線料金所から仙台宮城までは割引対象外です。

なお、首都高速道路と高速国道を連続して利用する場合は、高速国道の区間内にある料金所の通過時刻に基づき、高速国道の割引の適否が判断されるので覚えておくといいでしょう。

2.3 【首都高速道路~東北道】

  • 新宿(入3:30)
  • 浦和本線料金所(通過4:10)
  • 仙台宮城(出10:00)

上記の場合は、新宿を午前0時〜午前4時の間に通過していますが、首都高速道路の料金所通過時刻では深夜割引の適用は判断がされません。

そのため、浦和本線料金所と仙台宮城料金所の通過時刻で深夜割引の適否を判断することになりますが、午前0時〜午前4時の間に通過していないので割引対象外となります。