4. 公的年金は「一生涯続く収入源」

平均年収600万円で40年間勤めた場合、年金は年間約215万円、月額約18万円弱となりました。

現役時代と比べると少なく感じるかもしれませんが、終身で受け取れる安定収入です。

公的年金は「一生涯続く収入源」という点で大きな安心材料ですが、生活費や医療費、物価の上昇を考えると、年金だけで十分とは言えません。特に単身世帯や長寿化が進む現代では、老後資金の不足リスクが高まっています。

そこで重要になるのが、退職金や企業年金、さらにiDeCoや新NISAなどの私的年金制度を活用した資産形成です。これらを組み合わせることで、年金にプラスの収入を確保し、ゆとりある暮らしを実現できます。

今のうちに「自分の年金額」を把握し、どんな備えが必要か考えてみませんか?小さな一歩が、安心できる老後につながります。

参考資料

中本 智恵