厳しい寒さが続く1月。空気が澄み渡るこの季節ですが、国立天文台の「ほしぞら情報」によると、日の入り後の南西の空では、1等星の輝きを放つ土星に細い月が寄り添う幻想的な光景(1月23日)を楽しむことができるようです。そんな冬の夜空を見上げながら、これからの暮らしについて思いを巡らせる方もいるかもしれません。

来月2月には、今年最初の「年金支給日」を迎えます。物価や社会情勢が変化するなか、日本の公的年金は「2階建て構造」と呼ばれ、1階部分の国民年金(基礎年金)と、2階部分の厚生年金で成り立っています。

本記事では、今のシニア世代が受け取っている年金について、公的年金の加入履歴別・男女別に整理した「合計5つのパターン」とあわせて、平均的な受給水準をわかりやすく解説します。

1. 国民年金、2025年度は1.9%アップ「ひとりあたり満額6万9308円」

2025年度の年金額は、前年度から1.9%の引き上げとなっており、6月に支給された「4月・5月分の年金」から増額率が適用されています。

1.1 2025年度の国民年金と厚生年金の年金額例

  • 国民年金(老齢基礎年金(満額):1人分):6万9308円(+1308円)
  • 厚生年金(夫婦2人分):23万2784円(+4412円)

※昭和31年4月1日以前生まれの方の老齢基礎年金の満額は月額6万9108円(対前年度比+1300円)
※厚生年金は「男性の平均的な収入(平均標準報酬(賞与含む月額換算)45万5000円)」で40年間就業した場合に受け取り始める年金(老齢厚生年金と2人分の老齢基礎年金(満額))の給付水準

厚生労働省は今回の年金改定の公表にあたり、「多様なライフコースに応じた年金額」として現役時代の働き方や収入ごとの年金額例を提示しています。