4. 【2024年度→2025年】厚生年金・国民年金「みんな、実際月額いくらもらっていた?」
厚生労働省が2025年12月に公表した「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、年金の平均受給額は前年度に比べ、厚生年金・国民年金ともに上昇しています。
4.1 【2024年度→2025年】厚生年金の平均額
※下記の厚生年金の年金月額には、国民年金(老齢基礎年金)部分が含まれています。
- 〈全体〉平均年金月額:14万6429円→15万289円
- 〈男性〉平均年金月額:16万6606円→16万9967円
- 〈女性〉平均年金月額:10万7200円→11万1413円
全体平均は15万円を超えましたが、実際に「月額15万円以上」を受給できている人は、実は全体の約47.7%にとどまっています。平均額はあくまで目安であり、個人差があるのが実態です。
4.2 【2024年度→2025年】国民年金の平均額
- 〈全体〉平均年金月額:5万7584円→5万9310円
- 〈男性〉平均年金月額:5万9965円→6万1595円
- 〈女性〉平均年金月額:5万5777円→5万7582円
国民年金(老齢基礎年金)は満額が6万円台で固定されていることから、厚生年金ほどの男女差はありません。受給額の分を見ると、満額に近い額を受給できている人が多いことも分かります。
5. まとめにかえて
家計調査では、65歳以上の単身無職世帯の多くが年金だけでは足りず、貯蓄を切り崩している実態が明らかになっています。
老後の年金受給額は、現役時代の年金加入状況により個人差が大きいため、将来のゆとりも人それぞれです。
「人生100年時代」の足音が近づくいま、長く続く老後を安心して過ごすためには、新NISAなどを活用した早めの資産形成スタートを意識していくことも大切です。
「ねんきんネット」「ねんきん定期便」などで、ご自身の年金見込額を把握し、自分に合った資金計画を立てることからスタートしてみましょう。
参考資料
マネー編集部貯蓄班
著者
マネー編集部貯蓄班は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア ~LIMO(リーモ)~』において、大手証券会社やメガバンク等の金融機関にて勤務経験のある編集者が中心となり、金融庁や総務省など官公庁の公開情報等をもとにお金の課題に寄り添う専門チームです。
主なメンバーは野村證券株式会社出身の宮野茉莉子、SMBC日興証券株式会社出身の安達さやか、地方自治体職員出身の太田彩子、株式会社三菱UFJ銀行と三井住友信託銀行株式会社出身の和田直子、株式会社三菱UFJ銀行出身の中本智恵、日本生命保険相互会社出身の村岸理美など。
編集者の多くは、金融機関にて個人リテール業務を経験。若年層からシニア層、富裕層に至るまで、幅広い顧客に対し、投資信託・保険を中心とした総合的なライフプランニングを実行してきた。なかには、リテール営業で社内トップの実績を持ち、行内で表彰された実力者も。人材育成や社内教育にも携わるなど、金融知識と実務経験の両面で信頼される編集者が在籍しています。
CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)などの資格保有者も多数在籍。(最新更新日:2025年6月23日)
監修者
二種外務員資格(証券外務員二種)記者/編集者/校閲者/
【保有資格】
ニ種外務員資格(証券外務員二種)・相続診断士・認知症介助士・終活ガイド資格1級保有。
【経歴】
二種外務員資格や相続診断士などの資格を保有し、「お金とくらし」にまつわる情報を専門的かつ丁寧に発信する金融メディア編集者・ライター。
早稲田大学第一文学部史学科卒。人文・社会系一般書籍、中学・高校社会科教材、就職試験問題の制作関連業務で15年以上の経験を持つ。また、大手人材派遣会社における採用管理業務などの実務経験もある。
現在は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~』において、金融系メディアの編集者兼執筆者として、コンテンツ制作や編集を担当。
総務省「家計調査」・厚生労働省「厚生年金保険・国民年金事業の概況」・J-FLEC(金融経済教育推進機構)「家計の金融行動に関する世論調査」などの一次資料に基づくデータ記事の執筆に強み。
専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』でも記事執筆をおこなう。紙媒体での経験に加え、家族の介護を通じて得た知見を生かしながら、「お金とくらし」にまつわる情報を丁寧に発信している。(2026年7月9日更新)