2. シミュレーション結果について

まずは、シミュレーション結果の比較からわかる、積立投資におけるポイントをお伝えしていきます。

2.1 月額の投資額は期間の短さに比例

月々の投資額が少ない場合、目標金額に到達するまでに長い時間を要します。今回のシミュレーションでは、月3万円だと27年という四半世紀以上の期間が必要なところ、月8万円の積立投資をした場合には、わずか15年間で2000万円を達成するという、12年もの違いが出ることが明らかになりました。

「投資に時間を掛けたくない」と考えている人は、毎月の投資額を高く設定することで、早期の目標達成を目指すことができます。しかし、短期間の積立投資は、長期投資と比較して価格変動のリスクを負うことになるため、注意も必要です。価格変動リスクについては、後ほど詳しく説明をします。

2.2 月額の投資額は投資元本額に反比例

一方で、元本総額で比較をすると、月額の投資額が低い方が、少ない投資元本で2000万円を達成することができています。

今回の結果では、月額3万円の場合は27年間で元本972万円、月額5万円の場合は20年で1200万円、月額8万円の場合は1440万円です。月額3万円の積立は、投資期間は長くなるものの、最終的な資産が2倍以上に増えています。しかし、月額8万円の積立の場合は最終資産は元本の1.4倍程度に留まっており、投資額が低い方が利益率が高いことがわかります。

これは、投資額が低い方が目標達成までの投資期間が長くなるため、結果的に複利の力が大きく働き、小さい元手で大きな資産を作るような結果となっているのです。