3.2 シミュレーション②集中投資後、育つのを待つ

シミュレーション②

シミュレーション②

出所:金融庁「NISAの活用事例」

次は、「積み立てる期間は短くして、あとは増えるのを待つ」ケースです。たとえば10歳からの15年間だけ毎月10万円 を積み立てた場合、これで元本は1800万円になります。

そして積み立てを終えたあとは、追加の投資はせずにそのままさらに15年間保有して育てるとします(運用期間は合計30年間)。

利回りを年3%と仮定すると、最終的には約3525万円に到達する可能性があります。元本の約2倍に増える計算です。

つまり、積み立ての期間が短くても、その後の「継続保有」の時間がしっかり取れれば、複利の力で資産は着実に育っていくということです。

なお、これらのシミュレーション数値は、年齢設定のない資料に基づき10歳から始めたと仮定した目安であり、将来の運用成果を保証するものではありません。投資信託などの金融商品は元本割れなど価格変動リスクを伴うため、資産が減るリスクもあることを理解しておきましょう。