【厚生年金＋国民年金】「平均年収600万円」で40年間働いた会社員《将来の年金》目安はいくら？

2. 国民年金と厚生年金の平均月額はいくら？

国民年金のみを受け取る場合と、国民年金+厚生年金を受け取る場合の平均月額を見てみましょう。

厚生年金・国民年金の平均月額

※国民年金部分を含む

国民年金の平均月額は5万7584円、基礎年金部分を含む厚生年金の平均月額は14万6429円となっています。

ただし、年金の受給額は現役時代の収入や働き方、どれだけ長く保険料を納めたかによって大きく変動します。

実際の受給額をみると、国民年金を含めた厚生年金でも「1万円未満」から「30万円以上」まで幅広く分布しており、平均値だけでは個々の実態を捉えきれません。

そのため、「厚生年金に加入していない＝必ず年金が少ない」という単純な図式には当てはまらない点を知っておくことが大切です。

自営業者であっても、付加年金・国民年金基金・iDeCoなどの私的年金を併用している場合には、十分な水準の年金額を確保できているケースもあります。

将来の生活設計を具体化するためにも、自分自身の見込み額は「ねんきん定期便」や「ねんきんネット」で早めに確認しておくことをおすすめします。