1.2 近年増えている「いつの間にか富裕層」と「スーパーパワーファミリー」の存在
近年、株式市場の上昇やNISA制度の利用が広がったことにより、資産運用の成果が積み重なり、いつの間にか富裕層に分類されるようになった世帯が増えています。
野村総合研究所では、こうした層を「いつの間にか富裕層」と位置づけており、40〜50歳代の会社員であっても、着実に資産運用を続けてきた結果、1億円を超える金融資産を形成するケースが目立つようになりました。
さらに、共働きによって安定した収入を確保しつつ、50歳前後で富裕層に到達する「スーパーパワーファミリー」と呼ばれる世帯も存在します。
これらの世帯はいずれも、特別な生活をしているわけではなく、給与の範囲内で日々の暮らしを続けながら資産を蓄えてきた点が特徴です。
つまり、「気づけば富裕層になっていた」「共働きで着実に資産が増えた」といったケースがあるように、どの家庭も富裕層になる可能性は十分にあります。
では、一般的な世帯の「貯蓄額」はどの程度なのでしょうか。
次章では、年代別の「平均貯蓄額」と「中央値」を詳しく紹介します。
著者
マネー編集部ウェルスマネジメント班は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア ~LIMO(リーモ)~』において、大手証券会社やメガバンク等の金融機関にて勤務経験がある編集者が中心となり、金融庁や一般社団法人投資信託協会など官公庁等の公開情報等をもとにわかりやすい記事の情報発信を行っています。
マネー編集部ウェルスマネジメント班に所属する編集者は野村證券株式会社出身の宮野茉莉子、SMBC日興証券株式会社出身の安達さやか、株式会社三菱UFJ銀行と三井住友信託銀行株式会社出身の和田直子、株式会社三菱UFJ銀行出身の中本智恵などの資産運用アドバイザー経験者等で構成されており、各々がFPとして若年層から富裕層までの相談経験をもつ。トップセールスで多数の表彰歴を持つ編集者など、表彰歴多数の編集者も複数在籍。株式や投資信託などを用いた豊富な資産運用、資産形成、老後資金のアドバイスなどの経験と知識を保有し、読者に正確な記事を届けています。
一種外務員資格(証券外務員一種)、CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)などの資格保有者も多数在籍。(最新更新日:2025年7月8日)