1.1 65歳以上世帯の約3分の1が貯蓄額1000万円未満
先述のグラフには、一定数の富裕層も含まれています。そのため、平均貯蓄額が大きく引き上げられている点がポイントです。
先のグラフから、貯蓄額1000万円未満に絞った数値を見てみましょう。
- 300万円未満:14.8%
- 300万円以上~600万円未満:10.2%
- 600万円以上~1000万円未満:11.5%
全体の平均貯蓄額は2509万円、貯蓄保有世帯の中央値は1658万円ですが、全体の約36%が貯蓄額1000万円以下であることがわかります。
1.2 65歳以上無職世帯の貯蓄は大半が預貯金と定期貯金
65歳以上無職世帯の貯蓄の内訳をみると、預貯金が大きくなっていました。
世帯主が65歳以上の無職世帯の貯蓄の種類別貯蓄現在高の推移(二人以上の世帯)

出所:総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2024年(令和6年)平均結果-(二人以上の世帯)」
一方で、貯蓄のうち有価証券は501万円、生命保険などは394万円などとなっています。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
くらしとお金の経済メディア『LIMO』編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)を保有し、支店にて国内外株式、債券、投資信託、保険商品などの販売を通じて個人顧客向け資産運用コンサルティング業務に従事し、個人のお金の悩みを解決してきた。特に投資信託や株式、債券などを用い、顧客ニーズにあわせた丁寧でわかりやすい資産運用提案が強み。
現在は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~』編集長。厚生労働省や金融庁など官公庁の公開情報等をもとに公的年金(厚生年金保険と国民年金)、社会保障制度、貯蓄、教育、キャリアなどをテーマに執筆中。専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』でも副編集長として記事を執筆している。3児のひとり親で中学・高校社会科(公民)教員免許保有。趣味は音楽鑑賞と読書(2026年6月26日更新)