3. 【75歳~】後期高齢シニアの年間医療費「ひとり当たり約97万円」

厚生労働省「令和6年度 医療費の動向」によると、2024年度における「75歳以上の一人当たり医療費」は年間平均97万4000円。

窓口で支払う自己負担額は所得によって異なりますが、もしこの医療費を単純に割合(1〜3割)で計算すると、年間負担は以下のようになります。

  • 【1割負担】9万7400円
  • 【2割負担】19万4800円
  • 【3割負担】29万2200円

もちろん、実際には「高額療養費制度」があるため、ひと月の負担額には上限が設けられています。しかし、ここで注意が必要なのは、この制度が「月ごとの支払い」に対して適用されるという点です。

たとえば、月をまたいだ入院や、複数の診療科への定期的な通院が続く場合、支払額が上限に達しないことがあります。

この場合、制度の恩恵を十分に受けられず、結果として年間の総負担額が上記の単純計算に近い金額まで膨らんでしまうケースも少なくありません。

4. 老後は生活費に加えて医療費の心配も!計画的な貯蓄で老後に備えよう

老後は生活費への不安に加え、健康リスクの増大に伴う医療費負担も無視できない課題となります。

そのため、現役世代のうちから将来を見据え、計画的に資産を築いていくことが欠かせません。老後の備えに必要な資金は決して少なくないため、短期間の準備では不十分になる恐れがあるからです。

1月は、日頃の家計を見直し、一年のマネープランを立てるのに絶好のタイミングです。無理のない範囲での積立も検討しながら、新しい一年を「貯蓄の年」にしてみてはいかがでしょうか。

参考資料

児島 裕子