貯蓄額を増やす第一ステップでもある節約。でも、無理な節約でストレスを抱えてしまうのは避けておきたいところです。そこで、ストレスフリーで行なえる節約術をご紹介しましょう。

貯蓄用のお金は先に確保

「余ったお金を貯蓄に充てる」というルールだと、思うようにお金が残らない状況に陥ることも。そこで、先に貯蓄額を決めておき、そのお金を別の銀行口座に移しておきましょう。

こうすることで、手元にあるお金を使いきってしまっても、しっかり貯蓄用のお金をキープすることができます。手元にお金がないからといって、クレジットカードや電子マネーを使いすぎるのも避けておきましょう。

「節約」を別の言葉で捉える

「節約中の贅沢は厳禁」と考え過ぎていると、ストレスが溜まる一方です。精神的な負担を感じにくくするためにも、「節約」をプラス思考で捉えてみましょう。

例えば、「お菓子を食べたいけれど、節約のために我慢する」ではなく「健康のために甘いものを控えよう」と考えるのです。同じ行動でも、捉え方を変えるだけで印象を左右させることができます。「節約のため」と結び付けるのではなく、別の視点から見るようにしてみてくださいね。

「お金がない」現状を打破する方法

「貯蓄額を増やしたい気持ちはあるけれど、とにかくお金がない」という方は、次の方法で現状を変えてみましょう。

普段の買い物シーンを見直す

お金がない状態が続くということは、収入に見合ったお金の使い方をしていないことが考えられます。そこで、自分が普段どのような状況で物を買っているのか、思い返してみましょう。

高収入というわけではないのに、デパートで総菜を買い揃えたり、気になった服を衝動買いしたりしてはいませんか?デパ地下ではなくスーパーを利用する、勢いで不要なものを購入しないなど、収入と釣り合った行動を心がけるようにしましょう。

お金を使う前に考える癖をつける

貯蓄額を増やすには、お金を大切にすることが重要です。その場のノリで無駄遣いをしたり、気軽にタクシーに乗っていたりしていると、お金はどんどん減っていく一方です。お金を使おうとする前に、「本当にお金を使う必要があるのか」を吟味する癖をつけておきましょう。

まとめ

必要なものさえも我慢したり、「節約のためだ」と常に気を張ったりしていては、節約が長続きしにくくなってしまいます。貯蓄額を増やすには、長い時間をかけてしっかりと取り組むことが大切です。「これくらいなら続けられる」と感じるペースで進めるようにしておきましょう。


【ご参考】貯蓄とは
総務省の「家計調査報告」[貯蓄・負債編]によると、貯蓄とは、ゆうちょ銀行、郵便貯金・簡易生命保険管理機構(旧郵政公社)、銀行及びその他の金融機関(普通銀行等)への預貯金、生命保険及び積立型損害保険の掛金(加入してからの掛金の払込総額)並びに株式、債券、投資信託、金銭信託などの有価証券(株式及び投資信託については調査時点の時価、債券及び貸付信託・金銭信託については額面)といった金融機関への貯蓄と、社内預金、勤め先の共済組合などの金融機関外への貯蓄の合計をいいます。

LIMO編集部