6. 年末に確認を|対象者は早めの手続きが安心
年金生活者支援給付金は、老齢・障害・遺族年金を受給している方のうち、所得が一定基準以下の人を支えるための制度です。
2025年度は給付基準額が前年度より引き上げられており、物価高が続く中で家計を下支えする役割が期待されています。
一方で、新たに対象となった場合は請求手続きをしなければ支給されません。すでに年金を受給している人でも、条件の変化によって対象になるケースがあります。また、厚生年金と国民年金では平均受給額に大きな個人差があり、生活実感にも違いが生じやすいのが実情です。
12月の年金支給をきっかけに、ご自身や家族が支給対象に該当しないかを一度確認してみましょう。
少額であっても、生活費の助けになる可能性があります。早めの確認と手続きが、受け取り忘れを防ぐ第一歩です。
参考資料
- 厚生労働省「年金生活者支援給付金制度」
- 日本年金機構「老齢(補足的老齢)年金生活者支援給付金の概要」
- 厚生労働省「令和7年度の年金額改定についてお知らせします~年金額は前年度から 1.9%の引上げです~」
- 日本年金機構「老齢基礎年金を新規に請求する方の請求手続きの流れ」
- 日本年金機構「個人の方の電子申請(年金生活者支援給付金請求書)」
- 厚生労働省年金局「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 日本年金機構「令和7年4月分からの年金額等について」
- 日本年金機構「年金生活者支援給付金請求手続きのご案内リーフレット」
- 厚生労働省「2024(令和6)年 国民生活基礎調査の概況」
- 厚生労働省「2024(令和6)年 国民生活基礎調査の概況」用語の説明
橋本 優理