「給料日が近くなると、生活費が足りなくなる」「収入から支出を引いたらマイナスだった」という経験はありませんか?赤字の生活が続いていると、どんどん黒字に戻しにくくなってしまうもの。できるだけ早急に対策しておくことが大切です。そこで今回は、赤字のときにこそ取り組んでほしい方法をお伝えします!
1日5分!赤字家計を黒字にかえる方法
いまの家計を修正するには、まず状況を整理することから始めましょう。平均にすると毎月いくら収入があるのか、家賃や通信費などの固定費にはいくら支払っているのかなど、細かく書きだしていきます。
そして、貯金したい金額も設定しておきます。もし今がギリギリの生活でも、とりあえず「5000円だけ」などと定めておきましょう。
ここまできたら、あとは予算を割り振っていくだけ。収入から固定費を引いた金額の中で納まるよう、1週間あたりの予算を計算します。次回の給料日まで4週間あるなら、予算を4で割った金額が1週間の生活費となります。
大切なのは、「1日の終わりにレシートをチェックする」ということ。その日買った内容を確認し、スケジュール帳に合計金額を記入しておきましょう。「今週はあといくら使える」「まだ今週は始まったばかりなのに、予算の半分をつかっちゃった」など、ペースを掴むことができます。その後控えている外食やイベントを考慮しつつ、うまく調整しておいてくださいね。
みんなの貯金額はどのくらい?
生活費をやりくりするだけで精一杯…。そんな状況だと、貯金に充てるお金はなかなか残らないのでは。ほかの人は、どのくらい貯金をしているのでしょうか。
平成29 年6月27 日に厚生労働省が発表した「平成28年 国民生活基礎調査の概況」では、1世帯当たり平均貯蓄額は1031万5000円であることが分かりました。年代別でみると、20代が154万8000円、30代が403万6000円、40代が652万円、50代が1049万6000円、60代が1337万6000円、70代以上が1260万円となっています。
「意外と多い」と感じた方もいるのではないでしょうか。ちなみに、全世帯の15%は「貯蓄がない」世帯となっています。赤字の状況から脱却し、早いうちから貯金を増やしておきたいですね。