皆さんは、資産についてどのようにお考えでしょうか。資産というと、まず真っ先に思い浮かべるのは「お金」や「不動産」といったものを思い浮かべるかと思いますが、資産はそれだけではありません。資産といえば、現預金をはじめ、株式や投資信託、生命保険から不動産なども資産に含まれます。
資産形成のコツとは
資産を積みあげるのに欠かせないのが、リスクをコントロールすること。もちろん、安全資産と呼ばれる現預金をコツコツと貯めていくのも資産を積み上げる第一歩といえますが、現在の低金利環境下では、「なかなか積みあがらない」というのが実際ではないでしょうか。
「投資は怖い」という方は多いかと思いますが、「資産を増やしたい」というのは誰もが念頭にあることでしょう。
資産形成を始めるには、「リスクと上手に付き合う」ということが欠かせません。証券投資の世界では、リスクをとることでリターンを得られるというのが、原則です。
これまで証券投資をしたことがない人が、リスクとリターンの関係を十分に理解せず、いきなり株式投資や投資信託を購入する必要はありません。
ただ、皆様も意識をしないで投資の世界と関わっているということもあります。たとえば、生命保険といっても、変額保険などは投資の側面もあり、すでに投資をしてしまっているという方も多いのではないでしょうか。
資産形成には順番がある
証券業界には株式や投資信託をすすめる風潮が強いですが、いきなり有価証券投資から始める必要はありません。
生命保険などで、保険機能に軸足を置きながら、資産運用機能を加えていくという「地に足をつけた」資産形成が安心です。
それと同時にiDeCoやNISA、つみたてNISAといった非課税枠を活用した制度の中で、投資信託のようなリスクを分散した金融商品を積み上げていくというのが効果的です。
マイホーム購入も立派な投資
個人投資家の中で意外に見落とされがちな「投資」はマイホームの購入です。個人のバランスシートを考えると、左側にマイホームという大きな資産が計上される一方、住宅ローンを組んだ方は右側に数千万円という負債(借入)がどっしりと乗っかります。
自分で住み続ければ、資産という感覚はあまりないかもしれませんが、不動産は立派な資産です。その価格の上下も自分の資産のポートフォリオに大きく影響します。
「持家VS借家」の論争は常に絶えることはないですが、不動産価格が上がると思うのであれば、持家で住宅ローンを組むことでレバレッジを利かせた投資になると言えます。住宅ローン減税などの恩恵も受けることができます。
また、老後に住む家に対して、家賃を払い続けるというのも現役世代で特に若い世代はあまり想像がついていないかもしれません。
4月3日は「資産形成を考える日」
LIMOを運営する株式会社ナビゲータープラットフォームは2017年に4月3日を「資産形成を考える日」と制定しました。
将来の資産形成の必要性について知り、自分に適した方法を考える日とするのが目的。日付は4と3で「資(4)産(3)」と読む語呂合わせから。
出所:日本記念日協会
「4月という新しい季節に、資産形成についてあらためて皆様とご一緒に考えていきたいという思いで4月3日を『資産形成を考える日』として制定させていただきました」(ナビゲータープラットフォーム取締役・泉田良輔)
資産について考えるのは何も新年度でなくてもよいですが、せっかくの機会ということで、あらためてご自身のポートフォリオや将来の夢などを照らし合わせて資産形成について考えてみてはいかがでしょうか。
【参照リンク】
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LIMO編集部