無印良品のファミリーマートから撤退で見える背景

良品計画もファミリーマートもいずれも企業の歴史を見れば、西友を源流としています。そうしたこともあり、先に見たように商品売買契約を結ぶなどの事業による取り組みがあったと言えます。

無印良品からみるとファミリーマート向けの取引比率とは

無印良品を展開する良品計画において、2018年2月期のファミリーマート向け売上高は約83億円(良品計画個別ベース)。良品計画の全体売上(営業収益)が3796億円であることを考えれば、ファミリーマート向けの売上は約2%にしか過ぎません。

ここまで見てきたように西友を源流とする無印良品とファミリーマートですが、無印良品から見ればファミリーマートは取引の1社に過ぎません。

また、ファミリーマートから見れば、棚をいかに効率的に取り扱うかが生命線のコンビニ店舗を運営する中で、どの商品を置くかというのは常に論点であることはどのコンビニチェーンも変わりがないでしょう。

こうしたことを考えれば、ファミリーマートから無印良品の商品が無くなること自体は可能性がゼロであったという話ではなく、青天の霹靂ということではないでしょう。

海外シフトを進める無印良品

「無印良品」というと日本国内のブラント及び店舗というイメージがあります。

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執筆者
  • 石井 僚一
  • コラムニスト/元ベンチャーキャピタリスト

岡山大学法学部卒。大手証券グループ投資会社を経て個人投資家・ライターに転身。株式市場や個別銘柄の財務分析、為替市場分析を得意としている。ライターとして複数媒体に寄稿中。