2. 厚生年金の受給額、男性で月15万円を超えるのはどのくらい?

厚生年金の受給額は、現役時代の収入によって個人差が大きいと言われますが、実際のところ、どれくらいの差があるのでしょうか。

厚生労働省年金局の「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、厚生年金受給権者の平均年金月額は、男女全体で15万289円でした。

それでは、男性のケースに絞って詳しく見ていきましょう。

※以下の厚生年金の年金月額には、国民年金(老齢基礎年金)部分が含まれています。

《男性》平均年金月額:16万9967円

  • 厚生年金受給権者:1067万9944人
  • 厚生年金を月額15万円以上受け取っている人:735万998人

735万998人 ÷ 1067万9944人 = 68.8%

厚生労働省年金局「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、男性の厚生年金受給権者のうち、月額15万円以上を受け取っている人の割合は約68.8%にのぼります。

さらに、1万円刻みの受給額分布から、個人差の状況も確認してみましょう。

  • ~1万円未満:3万446人
  • 1万円以上~2万円未満:1万257人
  • 2万円以上~3万円未満:5404人
  • 3万円以上~4万円未満:5185人
  • 4万円以上~5万円未満:1万4747人
  • 5万円以上~6万円未満:3万9134人
  • 6万円以上~7万円未満:13万4214人
  • 7万円以上~8万円未満:23万186人
  • 8万円以上~9万円未満:26万278人
  • 9万円以上~10万円未満:26万99人
  • 10万円以上~11万円未満:29万8838人
  • 11万円以上~12万円未満:37万6357人
  • 12万円以上~13万円未満:45万6689人
  • 13万円以上~14万円未満:54万9337人
  • 14万円以上~15万円未満:65万7775人
  • 15万円以上~16万円未満:76万4713人
  • 16万円以上~17万円未満:85万3718人
  • 17万円以上~18万円未満:92万6462人
  • 18万円以上~19万円未満:95万5327人
  • 19万円以上~20万円未満:91万3998人
  • 20万円以上~21万円未満:82万204人
  • 21万円以上~22万円未満:68万2702人
  • 22万円以上~23万円未満:50万9842人
  • 23万円以上~24万円未満:34万1191人
  • 24万円以上~25万円未満:22万4720人
  • 25万円以上~26万円未満:14万7563人
  • 26万円以上~27万円未満:9万2856人
  • 27万円以上~28万円未満:5万4156人
  • 28万円以上~29万円未満:2万9810人
  • 29万円以上~30万円未満:1万4935人
  • 30万円以上~:1万8801人

厚生労働省年金局「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」のデータを見ると、最も人数が多いのは「18万円以上~19万円未満」の層でした。ごく一部ではありますが、月額30万円以上を受け取っている方もいることがわかります。

年金収入だけで現役時代と同水準の生活を維持するのは、多くの世帯にとって簡単ではないかもしれません。そのため、「ねんきんネット」や「ねんきん定期便」などを活用して、ご自身の年金見込額をあらかじめ確認しておくことが重要です。