お正月のおせちやお年玉など、1月はどうしても出費が増える時期ですね。通帳の残高を見て、「この先ちょっと不安だな…」と感じた方もいるかもしれません。特に、年金だけで生活している60歳代・70歳代の方にとって、毎月の収入額は暮らしの安心を左右する大きなポイントです。
そんなときに知っておきたいのが、条件を満たせば年金に上乗せして受け取れる「年金生活者支援給付金」という制度です。
この給付金は、公的年金などの収入が一定基準以下の方を対象に支給されるもので、老齢基礎年金を受け取っている場合、月額約5000円程度が加算される可能性があります。年間で考えると約6万円のプラス。家計にとっては決して小さくない助けになります。
ただし注意したいのは、この給付金は自動的に振り込まれるわけではないということ。対象になっていても、請求手続きをしなければ受け取れません。「ハガキが届いていたけど、忙しくてそのまま…」といううっかりで、年間数万円を逃してしまうケースも珍しくありません。
本記事では、年金生活者支援給付金の支給要件・給付基準額・請求手続きについて解説していきます。
1. 「緑の封筒」は捨てないで。年金に上乗せされる給付金の手続き
「年金生活者支援給付金」は、基礎年金の受給者が一定の所得要件などを満たす場合、年金額に上乗せして受け取ることができる給付金です。
受給中の年金種類に応じて、それぞれの給付金が設けられています。
- 老齢年金生活者支援給付金
- 障害年金生活者支援給付金
- 遺族年金生活者支援給付金
すでに基礎年金を受給中の人が、所得が下がったことなどにより新たに「年金生活者支援給付金」の対象となった場合、例年9月の第1営業日(2025は年9月1日)以降順次、「年金生活者支援給付金請求書(はがき型)」が緑色の封筒で届きます。
※老齢年金を繰上げ受給中の人には、別の様式で届きます。

なお、「年金生活者支援給付金請求書(はがき型)」が届いた場合、電子申請による請求書の提出も可能です。
スマートフォン(またはPC)とマイナンバーカードにより電子申請で提出した場合、郵送での提出は不要となります。