2. 「家計の直接的な負担軽減策」《強い経済》対策の効果とは?
この総合経済対策は、短期的な物価高対策だけでなく、中長期的な経済成長も見据えた大規模なものとなっています。
マクロ経済全体への効果としては、実質GDPを約24兆円程度押し上げ、年成長率換算で+1.4%程度の効果が見込まれています(今後3年程度で効果が発現した場合の単純平均)。
また、物価高に直面する家計の直接的な負担軽減額(今後1年程度)も試算されており、特に子育て世帯に関わる主要な施策による負担軽減額は以下の通りです。
- 電気・ガス料金負担軽減支援事業:1世帯あたり7000円程度
- ガソリン税の当分の間税率の廃止:1世帯あたり12000円程度
- 物価高対応子育て応援手当(仮称):こども1人あたり2万円
- 重点支援地方交付金《家計支援枠》:1世帯あたり1万円程度
- 重点支援地方交付金《食料品の物価高騰に対する特別加算》:1人あたりプラス3000円程度
これらの施策により、特に物価上昇の痛手が大きい家計の生活を直接的に下支えする効果が期待されています。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)/CFP®/J-FLEC認定アドバイザー
FP資格「CFP®認定者」及び「1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)」を保有。
早稲田大学卒業後、日本生命保険相互会社に入社し、生命保険・損害保険の実務および社内教育部署にて教材制作・研修企画に長年従事。独立後はファイナンシャルプランナーとして公正中立な立場から家計相談・ライフプラン設計などの相談実績を持つ。また、マネースクール講師としてNISA、iDeCoを含む資産運用、社会保障など幅広い分野で「お金の先生」として活動。特に公的年金制度の仕組み、老齢年金、障害年金、遺族年金といった厚生労働省管轄の社会保障分野に深い知見を持つ。
現在、株式会社モニクルリサーチのLIMO編集部にて、厚生労働省、金融庁、総務省、デジタル庁、財務省(国税庁)といった官公庁の一次情報をもとに、信頼性の高い記事の企画・執筆・編集・監修を担当。J-FLEC(金融経済教育推進機構)認定アドバイザーとして、企業や学校への金融教育の普及にも尽力している。
大の犬好きで、現在も愛犬と暮らす。JADP認定の「動物介護士®」「動物介護ホーム施設責任者®」「ペットセラピスト®」の資格を取得。確かな金融知識を持ちながらも、生活者としてのリアルなライフスタイルやペットケアへの深い造詣を日々の活動の糧としている。
(2026年6月26日更新)