最近「人生100年時代」というキーワードを耳にするようになりました。100歳という長寿が普通になり、100歳まで生きるための資産計画が求められています。しかし、日本には貯蓄ゼロ世帯が案外多くいるようです。そこで貯蓄ゼロ世帯の実態や、貯蓄を増やすために注意したいことをまとめてみました。

お金がない世帯の割合はどれくらい?

実は二人以上世帯の1割が貯蓄ゼロもしくは貯蓄100万円以下という調査結果が出ています。

2017年度の「家計の金融行動に関する世論調査(二人以上世帯調査)」では、銀行等の預貯金口座、または証券会社等の口座に残高がないと回答した世帯は14.1%でした。また、2017年度の総務省「家計調査報告(貯蓄・負債編)」によると、二人以上世帯で貯蓄現在高が100万円未満の世帯は全体の10%、二人以上の世帯のうち勤労者世帯では11.8%です。調査によって金融資産の定義が異なるため数値に違いがありますが、1割を超える世帯でお金がない・少ない状態にあるといえます。では、もう少しお金を貯めたい、余裕を持ちたい!と思った場合はどうすればよいのでしょうか。

自分の収入と支出を把握する

お金が貯まらない、と悩んでいる方に多いのが、自分の収入と支出をきちんと把握していないということです。特に支出は、気づくとお金が足りなくなっている、というようにほとんど把握していない方も多いものです。まずは自分の支出を把握し、何にいくらくらい使っているのかを見直しましょう。

支出を把握するといっても、毎日家計簿をつけるのは忙しくて無理!という方は、スマホアプリを使うのもおすすめです。レシートをカメラで読み取るだけで使用履歴が自動で更新されるので、手軽に家計を把握することができます。

余分な支出を招く生活習慣を見直す