Cさんはあるスポーツのサークルに加入しており、休日は都合のつく人たちで集まって気楽にスポーツを楽しんでいました。毎回開催予定日は事前にチームメンバーに共有され、集まれる人が15人以上いれば開催するという運営がされています。しかし、あるとき15人以上集まっていないにも関わらず開催予定としてコートが予約されていたそうです。

Cさんはそれに気づき、チームをまとめている幹事に連絡。「この人数では開催できない、キャンセルにしたらどうか」と提案しました。しかし、幹事からは「あと数人来たら開催できる。開催予定日までまだ時間があるからもう少し待ってみよう」という返事。Cさんはそういうものかと思い、そのままにしていました。

ある日チームメンバーで集まったときにその話になり、ほかにも何人か幹事に同じ提案をしていたことが判明。しかし参加できそうと回答している人の人数はいっこうに増えず、結果的にその日の開催は流れてしまいコートの利用規定でキャンセル料を支払うことに。

そのキャンセル料を「幹事だけが支払うのはおかしい」という人もいれば「自分は何度もキャンセルするよう提案したのにキャンセルしなかった方が悪い」と主張する人も。結局、有志でキャンセル料を割り勘で支払うことにしたとのこと。Cさんも「幹事だけに支払わせるのも」と思って有志として手を上げましたが、人数が少なく1人あたり4500円のキャンセル料を支払ったといいます。

こうした人間関係がからむ問題は結構難しいですよね。Cさんもどうしたらいいかと悩んだそうです。どんな目的の集まりであっても、グループ内でお金のトラブルが起こることは十分考えられます。巻き込まれないことが一番ですが、巻き込まれたときには周りの人にどうしたらいいか相談して納得できる答えを見つけてくださいね。

まとめ

いかがでしたか。お金のトラブルは意外なところに潜んでいますし、身近にあるものなんですよね。自分1人で判断できなければ、色々な人に相談して複数の考えや意見を聞くのも大事です。自分だけで無理に答えを出そうとせず、信頼できる人に相談してくださいね。

大塚 ちえ