2. 貯蓄額3000万円以上の世帯は何割?収入は?
2019年に「老後2000万円問題」が話題になりました。しかし、日本人の平均寿命は延びていることを考えると、さらに多くの老後資金が必要であると考えるのが現実的です。
そこで、前章のデータから、「3000万円以上の貯蓄」を保有する世帯の割合に着目してみましょう。
2.1 貯蓄額3000万円以上の世帯は?
二人以上世帯の「全体」、および「勤労者世帯」において、貯蓄3000万円以上を保有する世帯の割合は以下のとおりです。
- 【全体】二人以上の世帯:21.1%
- 【勤労者世帯】二人以上の世帯:14.7%
二人以上世帯全体では、5世帯に1世帯が3000万円を超える貯蓄を保有していることになります。
2.2 貯蓄額3000万円以上の世帯の年収はいくら?
3000万円以上の貯蓄額を保有している世帯の年収も確認してみましょう。
3000万以上の貯蓄額を保有する全世帯と勤労者世帯では、以下のような年収の違いがあります。
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貯蓄額 |
全世帯の年収 |
勤労者世帯の年収 |
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3000~4000万円未満 |
716万円 |
979万円 |
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4000万円以上 |
791万円 |
1087万円 |
二人以上世帯のうち「貯蓄3000~4000万円未満」世帯の平均年収
- 全体:716万円
- 勤労世帯:979万円
二人以上世帯のうち「貯蓄4000万円以上」世帯の平均年収
- 全体:791万円
- 勤労世帯:1087万円
全体の平均年収が勤労者世帯よりも低い背景には、年金受給者の年収などが影響していると推測できます。
