11月を迎え、朝晩の冷え込みとともに、家計の厳しさを痛感されている方も多いのではないでしょうか。

株式会社プラネットが実施した「値上げと生活防衛に関する意識調査」によると、回答者の95%が物価上昇を実感。

多くの世帯が家計の引き締めを余儀なくされている現状において、食料品をはじめとする物価高騰は、特に年金で暮らすシニア世帯にとって喫緊の課題です。

お米、外食費、光熱費…。近ごろの価格変化、みんなはどう思ってる?

グラフ 価格変化

出所:プラネット FromプラネットVol.238 <値上げと生活防衛に関する意識調査>(PR TIMES)

  • お米が高いので食べなくなった。安い小麦粉を購入して米の代わりに食べている(男性・70代以上)
  • もう購入額を増やさない「我慢」で購入額を増やさないのは無理な段階に入った。まだ「我慢」という対策はするが、もうできることはない。(男性・50代)

といった声にあらわれるように、生活防衛のための努力は多くの世帯で限界に近づいていることがうかがえます。

こうした状況下、次回の12月15日の年金支給日に合わせて、「年金生活者支援給付金」が上乗せ支給される人がいます。

年金生活者支援給付金は、所得が一定基準以下の基礎年金受給者の生活を支援するため、国が設けたたいせつな制度です。

この記事では、今のシニア世代の年金受給事情に触れたあと、この「年金生活者支援給付金」の支給要件・給付額・請求手続きについて整理してお伝えしていきます。