3. 1鉢でも華やかに見せる「冬の節約ガーデニング」5つのコツ

ワインレッド、紫、黄色など、色とりどりの花を咲かせている、鉢植えのパンジー

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3.1 鉢のサイズと質感

1鉢で華やかさを出すためには、花のボリュームだけでなく、鉢の存在感が重要。花が咲き誇った姿を想定して、大きめの鉢を選びましょう。

鉢の色は茶色や黒など、重厚感のある色合いにして、テラコッタや陶器など、質感のよいものを選ぶと、花がない時期でもシックで高級感のある玄関先を演出できます。

3.2 シルバーリーフを活用

華やかさを保つために、冬はシルバーリーフの植物を積極的に取り入れましょう。寒さに強い品種は、気温が低い時期でも美しい葉色を保ち、花の代役にぴったり。

濃い花色と合わせるとコントラストが際立ち、白や緑の少ない冬の景色に明るいアクセントを加えてくれます。

3.3 緩効性肥料を与える

晩秋に植え付ける際、土に緩効性肥料を混ぜ込みましょう。植え付け後の数ヶ月間、ゆっくりと栄養を供給し続けてくれるため、頻繁な追肥の必要もありません。

追肥の手間と費用を節約でき、さらに植物は安定して栄養を得られるため、春まで花つきがよくなります。

3.4 株間は詰め気味に

植物を植え込む際は生長を見込んで余裕を持った株間を取るのが一般的。しかし、寒い季節は植物の成長もゆっくりなので、玄関をすぐに華やかに見せたい場合は、あえて株間を通常より詰め気味にするのもひとつの方法です。

植え付け直後から鉢にボリューム感が出て、1鉢だけでも寂しい印象を与えません。ただし、蒸れの原因になるほど詰めすぎないよう注意し、丈夫な品種を選びましょう。

3.5 真冬のお手入れ

できるだけ長い期間花が咲き続けるように、花がら摘みをしましょう。咲き終わった花をこまめに摘み取るだけで、植物が種を作るために使うエネルギーを次の開花に回せます。

水やりは土の表面が乾いてからたっぷりと与える「乾燥気味」が基本。水のやりすぎは根腐れの原因となるため、控えめにすることが冬越しの成功につながります。

4. たった1鉢の花で華やかな玄関先に

家の中に閉じこもりがちになる冬の日々。玄関先に美しい花があるだけで、寒い季節を心豊かに過ごせます。

春まで咲き続ける品種を選べば、ローコスト&ローメンテナンスに。1鉢だけでも見栄えする花で、冬の玄関先を華やかに演出してみませんか。