「商品戦略につきましては引き続き顧客ニーズに対応したPB商品の開発に注力しており、国内グループ工場や自社輸入商品の増強を図り、他社にはない商品の開発を進めております。これらの取り組みが、業務スーパーの認知度の向上や新規顧客の獲得に繋がったものと考えております。」
同社の強みは、FCを含めた店舗数の拡大と、自社商品の企画力とその製造を自社工場でできる展開にあるようです。やや専門的な言い方をすれば、各プロセスを一気通貫した垂直統合型モデルにあるといえます。
神戸物産は業務スーパーだけではない
神戸物産は「業務スーパー」以外にも事業展開を行っています。具体的には、「神戸クック事業」、「クックイノベンチャー事業」、「エコ再生エネルギー事業」などがあります。
クックイノベンチャー事業などはQ1決算が減益となっていますが、神戸クック事業、エコ再生エネルギー事業などの増収により、全体は増収増益となっているのは先にみたとおりです。
神戸物産の株価は年初来高値を更新して、過去1年で見れば右肩上がり。今後も業務スーパーから目が離せません。
青山 諭志