2. 年金生活者支援給付金と生活保護は併給できる?

結論からお伝えすると、「年金生活者支援給付金」と「生活保護」は基本的に併用することが可能です。

ただし、両方の制度を受ける際には注意が必要です。

前述のとおり、生活保護は世帯収入が最低生活費を下回った場合に適用されます。

年金や給付金は生活保護制度上「収入」として計算されるため、併給が認められていても、その分だけ「生活保護費が減額される」仕組みになっています。

つまり、年金生活者支援給付金を受け取った分が生活保護費に上乗せされることはなく、最終的な支給額は生活保護の基準額に合わせて調整されます。

そのため、給付金を受け取っても、実際に手元に残る生活費の総額はほとんど変わらないのです。

では、「年金生活者支援給付金」の対象となった場合、いくら給付金を受け取れるのでしょうか。