シリーズでお伝えしている「注目小売店月次実績」。今回は100円ショップ「キャンドゥ」を運営するキャンドゥ(2698)の、2019年2月の月次動向及び過去実績、また過去1年の株価動向について振り返ってみましょう。

直近の月次実績はどうだったか

2019年3月11日に更新されたキャンドゥの2019年2月既存店売上高は、対前年同月比99.9%と若干のマイナス成長。しかしほぼ横ばいの状態です。なお、同社は客数・客単価の内訳を開示していません。

一方で全社売上高は102.4%と、プラス成長を果たしました。

今期の既存店売上高の振り返り

では、同社の前期から今期の既存店売上高はどう推移してきたのでしょうか(同社は11月決算)。

前期の既存店売上高は、通期累計で100.4%とプラス成長。しかし今期に入り3カ月連続でマイナス成長が継続中です。ただし99.7〜99.9%の間で推移しており、いずれの月も微減に留まっています。

一方で前期からの全社売上高のマイナス月は昨年2月(99.5%)のみであり、安定的なプラスを維持しています。

過去1年の株価動向はどうだったか

最後に同社の株価動向を見ていきましょう。

同社の株価は5月の1,887円を天井にゆるやかな下落が継続中。12月25日に1,466円まで下落した後に反転し、現在は1,500〜1,600円台での取引が継続しています。

全店売上高は対前年同月比でプラス成長が続く中、既存店売上高は若干のマイナスが続いている状態です。てこ入れ策などで既存店売上高がプラス成長に転じるタイミングが注目されます。

キャンドゥの過去1年間の株価推移

参考資料:2019年2月度 月次売上高前年比速報

LIMO編集部