3. バラの冬支度!今やっておきたい《剪定・育て方》5つのコツ
3.1 花後の処理
秋に咲いた花をそのままにしておくと、余分なエネルギーを使ってしまい、冬越しや来春の生長に影響します。そのため、咲き終わった花はすみやかに取り除きましょう。
また、本格的な冬剪定をするまでの間、弱々しい枝や混み合った部分を軽く切り戻し、株全体の風通しをよくしておくと、病害虫の予防に効果的です。
3.2 冬剪定
冬剪定は春に勢いよく新しい枝を伸ばし、良質な花を咲かせるための重要な作業です。バラが葉を落とし完全に休眠する、12月下旬~1月にかけておこないます。
細い枝や枯れ枝、古い枝は根元から切り落とし、全体の高さの1/2〜2/3程度まで切り戻しましょう。思い切って切り詰めることで、株の形を整え、春の開花のためのエネルギーを温存させます。
3.3 寒肥
剪定と同時に、バラの株元にたっぷりと寒肥を与えましょう。寒肥えには、油かすや牛ふんなどの有機質肥料や、バラ専用の化成肥料などがおすすめです。
これらの肥料は、土の中で時間をかけて分解され、春の芽出しから最初の開花のための栄養源となります。
3.4 誘引
つるバラの誘引は、12~1月にかけて、まだ枝が柔らかい間におこないましょう。枝をできるだけ水平に誘引すると、各節に花芽がつきやすくなり、花数も増えます。
3.5 防寒対策
株元の土にバーク堆肥や腐葉土などのマルチ材を厚めに敷き詰め、地温の急激な変化や霜から根を守りましょう。適切な防寒対策をおこなうことで、春にスムーズな成長を促せます。
4. お気に入りのバラが見つかったら早めに予約を
特別な手入れをしなくても、病害虫の被害が少なく、毎年美しく咲く強健なバラたち。冬支度をしっかりしておけば、冬の間にエネルギーを蓄え、春には庭いっぱいに咲き誇るバラの姿を楽しめます。
お気に入りのバラが見つかったら、予約が始まり次第早めに申し込んで、苗が届く日を楽しみに待ちましょう。
