1. 高市総理がこだわる「給付付き税額控除」
2025年10月24日、高市総理は所信表明演説で「給付付き税額控除」の制度設計に早期着手すると明言しました。
なお、夏の参議院議員選挙で自由民主党が公約とした一律の現金給付は実施しないことについてもあらためて述べています。
演説で、総理は「この内閣が最優先で取り組むことは、国民の皆様が直面している物価高への対応」であり、「実質賃金の継続的上昇が定着するまでには、一定の時間を要する」と述べています。
その上で、「税・社会保険料負担で苦しむ中・低所得者の負担を軽減し、所得に応じて手取りが増えるようにしなければならない」として、恒久的かつ公平性の高い対策として「給付付き税額控除」の制度設計に早期に着手する意向を示しました。
つまり、高市内閣が目指すのは「国民の暮らしを支える仕組みをつくる」という根本的な解決策であることがわかります。
高市総理がこだわっている「給付付き税額控除」とはどういう仕組みなのか、誰がどういう形で恩恵を受けられるのか。次章で確認していきましょう。
