4. 公務員を目指す理由
人事院が2025年度の新規採用職員に実施したアンケートをもとに、総合職(官僚)職員が公務員を目指した理由を見ていきましょう。
アンケート結果は、以下のとおりでした。
- 公共のために仕事ができる:73.0%
- 仕事にやりがいがある:54.8%
- スケールの大きい仕事ができる:53.8%
- 性格・能力が適している:36.4%
- 堅実で生活が安定している:18.5%
- キャリア形成として有効である:15.5%
- 専門性を身に付けることができる:14.6%
- 職場の雰囲気がよい:12.0%
多くが公共への貢献や仕事のスケールの大きさを理由として挙げています。国家公務員、とくに官僚は国の政策に直結する仕事をする立場です。そのスケールは民間企業にはなかなかないものであり、やりがいのあるものといえます。
一方で、安定性や適性を重視した人もいます。アンケートの対象は総合職ですが、一般職も安定した雇用を得られ、多額の退職金や充実した福利厚生制度も期待できます。氷河期世代にとって安定雇用は魅力のひとつです。将来のライフプランが立てやすくなるといったメリットも享受できるでしょう。
