2. 国家公務員の採用状況は?
国家公務員の現在の採用状況はどのようになっているのでしょうか。公務員の試験にはさまざまな区分がありますが、まずは「一般職試験(大卒程度試験)」を例に、合格者数や倍率を見てみましょう。
行政
- 申込者数:1万7558人
- 受験者数:1万2916人
- 合格者数:5846人
- 倍率:2.2倍
技術系
- 申込者数:2896人
- 受験者数:1919人
- 合格者数:1206人
- 倍率:1.6倍
教養
- 申込者数:4983人
- 受験者数:3571人
- 合格者数:1763人
- 倍率:2.0倍
合計
- 申込者数:2万5437人
- 受験者数:1万8406人
- 合格者数:8815人
- 倍率:2.1倍
大卒程度の一般職の倍率は1〜2倍程度です。
では、氷河期世代の採用状況を見てみましょう。
- 申込者:3909人
- 受験者数:2370人
- 合格者:151人
- 倍率:15.7倍
氷河期世代の倍率は15.7倍と、一般職に比べても大きな数字になっています。国家公務員になるには、狭き門をクリアしなければなりません。
合格者の配属された府省名は、内閣府や警察庁、厚生労働省などさまざまです。もっとも多いのは法務省の45名、次いで国土交通省の44名、財務省の25名となっています。
次章では、地方公務員の採用状況を見てみましょう。

