前出の調査の2018年度版では、30~40代の男女に「新年度(4月からの1年間)に積極的にお金を費やしたいこと」について質問しています。男女差が特に大きかったのは、以下の項目でした。


【新年度に積極的にお金を費やしたいこと(男女の差が大きい順)】
1位・・・身だしなみ・美容(男性8.6%/女性27.6%)
2位・・・子どもとの交流・教育(男性12.8%/女性29.0%)
3位・・・ダイエット・健康管理(男性8.4%/女性19.8%)
4位・・・株式・債権投資 (男性20.8%/女性9.6%)
5位・・・家族との交流(男性21.6%/女性31.2%)
6位・・・趣味を深める( 男性27.6%/女性18.8%)

質問対象には未婚の男女も含まれていますが、子どもの教育費や、趣味・美容の兼ね合いは、男女間でズレが生じやすいカテゴリであると推測できます。

相手の金銭感覚を変えることはできませんし、結婚して子どもができたからといってその人に染みついたお金の使い方が劇的に変わることはまずありません。とはいえ、パートナーと話し合い、家庭の方針をすり合せていくことは大切なこと。

「また、それ買ったの?」「まだ買わないの?」なんて言い合いながら、何を大切にしていきたいか、家庭の理念を少しずつ共有していきたいものです。

【参考】
30代・40代の金銭感覚についての意識調査 2017」(SMBCコンシューマーファイナンス株式会社)
30代・40代の金銭感覚についての意識調査2018」( SMBCコンシューマーファイナンス株式会社)

北川 和子