事業所規模別の賞与

事業所規模別の賞与を見ると、以下の通りです。

  • 1~4人:16万5000円
  • 5~9人:30万1000円
  • 10~29人:44万7000円
  • 30~99人:58万1000円
  • 100~499人:74万9000円
  • 500~999人:87万7000円
  • 1000~4999人:102万2000円
  • 5000人以上:106万6000円

事業所規模別にみると、平均年収で見た結果と異なり、事業所の規模が大きいほど賞与の平均額も高くなりました。

一般的に、賞与は企業の業績によって社員に還元されるので、より経営体力のある事業規模の大きい企業であれば、賞与額も高くなるといえるでしょう。

物価上昇にあわせた賃金となるか

厚生労働省が2023年10月24日に発表した「毎月勤労統計調査」によると、2023年8月度の実質賃金は、2022年8月と比較してマイナス2.8%となりました。

以上から、物価の上昇に賃金の引き上げが追いついていないので、どの業種でいくら収入を上げるかも重要ですが、物価の上昇に見合う賃金水準に引き上げないと、生活も圧迫されるでしょう。

物価高に対して賃金の引き上げが追いついていないので、自分で収入を増やす手段を見つけ、積極的に取り入れる必要があるでしょう。

年収の高い業種はあくまでも参考

副業や投資など、本業以外で収入を増やす手段が増えた今、年収を上げる方法は人によってさまざまな方法があるでしょう。

転職によって業種を変えるのか、副業や投資で別の収入源を作るのか、冷静に考えて結論を出すことが重要です。

参考資料

川辺 拓也