【就職氷河期】40歳代・50歳代で貯蓄がある人とない人は二極化傾向?
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金融広報中央委員会の調査によると、貯蓄がゼロの世帯割合は40歳代・50歳代がその前後の世代を上回っています。
40歳代・50歳代は「就職氷河期世代」と呼ばれる年代に当たり、その影響が現在の貯蓄状況に影響していると考えられます。
栃木県では2023年3月2日に「令和5(2023)年度就職氷河期世代就労支援事業業務公募型プロポーザルの実施」を公表するなど、さまざまな支援が行われているのも事実です。
この記事では、40歳代・50歳代の貯蓄状況について解説します。
二極化した現状とその原因なども紹介しますので、老後を含めた人生設計に役立てて下さい。
執筆者
同志社大学法学部卒業後、生命保険会社に25年勤務しFPとして生命保険・損害保険・個人年金保険販売を行う。保有資格は社会保険労務士と2級FP技能士。2017年4月に西岡社会保険労務士事務所を開設し、労働保険・社会保険を中心に労務全般について企業サポートを行うとともに、日本年金機構の年金事務所で相談員を兼務。具体的には年金請求の受付や、老齢年金の繰下げなど年金受給に関する相談を担当する。得意分野は、人事・労務、金融全般、生命保険、公的年金など。
「ひと」が抱えるさまざまなリスクに有効な制度や金融商品を、社会保険労務士とFPの立場から紹介します。(2023年11月20日更新)