世帯年収1400万円「パワーカップル」も鳥肌が立つ、厚生年金シュミレーション
「稼ぎが多ければ、老後の年金受給額も多い」とは限らない
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この記事の3つのポイント
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いわゆる「パワーカップル」でも、老後破産に陥る可能性はじゅうぶんある
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世帯年収1400万円の「夫婦の年金額」をシミュレーション!
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現役時代の年収にかかわらず、「年金見込み額の把握と老後資金対策」が必須
ちかごろ見聞きする機会が増えた「パワーカップル」という言葉。
はっきりした定義はありませんが、夫婦ともに高収入で、目安として夫婦合計収入が1400万円以上の世帯を指すことが一般的です。
世帯年収が1400万円もあれば、最近の物価上昇でも生活に困る場面は少なく、充実した日々を送れるように感じますよね。
そんなパワーカップルの中には、収入アップとともに生活レベルを上げてしまい、「老後の年金生活の盲点」とも言える末路を迎える可能性も。
年金生活が始まれば、ほとんどの場合、収入が大きく減ります。「現役時代に高収入であれば、老後の年金も高いはず」と楽観視して貯蓄を怠ると、思わぬ老後破産を招くリスクもあります。
今回は世帯年収1400万円の「パワーカップル」も思わず鳥肌が立つ、老後の厚生年金事情を見ていきます。
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執筆者
兵庫県芦屋市出身。同志社香里高校・同志社大学政策学部卒業後、損保ジャパン日本興亜(旧日本興亜損保)へ入社。保険代理店への保険商品案内営業に従事。その後、実際に窓口でお客様へ提案したいとの思いから東京スター銀行のリテール営業へ転身。2011年より現在までファイナンシャルアドバイザーとして個人のお金の悩みを解決してきた。2012年より個人販売の全行員内ランキングでは9年間で10位以内から一度も落ちることなく、2014年2位 2019年3位 2020年1位 2021年2位と安定して好成績をおさめた。また周囲への育成にも力を入れており、2014年以降8年連続で途中2度の転勤もありながら、所属支店の成績を31店舗中1位にしてきた。現在は個人向け資産運用会社にて、資産運用のサポート業務をおこなう。一種外務員資格(証券外務員一種)、生命保険販売資格、損害保険販売資格、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)を保有。