1. 年末調整や確定申告とは
年末調整とは、会社員などが本来納付すべき所得税等を年末に精算する制度です。
毎月給与から税金が天引きされていますが、それには控除などが考慮されていません。年間給与が確定する年末に、控除の確認をして年末調整をおこなうことで、本来の税金が計算されます。
その結果、税金の追加徴収が必要であれば払い、多く払いすぎていれば還付されるのが年末調整です。
確定申告は原則として2月16日~3月15日までに行うもので、年間に得た所得を計算し、そこから税金を計算して納税額を申告するものです。
会社員の場合は、年収2000万円以下や給与の支払いを1カ所からしか受けていない方などは、年末調整を行えば確定申告をする必要はありません。
執筆者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。群馬県出身。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。支店にてファイナンシャル・コンサルティング課に配属され、国内外株式、国内外の債券、投資信託、保険商品などの販売を通じ、主に富裕層や個人顧客向けに資産運用コンサルティング業務に従事し、顧客のライフプランに寄り添った提案を行った。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)保有。
現在は株式会社ナビゲータープラットフォームが運営する「くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~」編集長。LIMOでは資産運用や老齢年金、貯蓄、NISA、iDeCo、キャリアなどをテーマに企画・編集・執筆を行う。3児の母であり、趣味は執筆・読書、音楽鑑賞、写真、旅行。今の夢はYOASOBIのライブに行くこと。中学・高校社会科(公民)教員免許保有(2024年4月4日更新)。