【教育IT】文部科学省がすすめるGIGAスクール構想とは。目的や現状、問題点も解説
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急速にIT技術が発達する日本において、教育分野ではIT化から取り残される現状が続いていました。
こうした状況を打破するために、教育にもIT技術を取り入れる動きが進められています。
「GIGAスクール構想」という言葉を聞いた方もいるかもしれません。今回は令和の教育現場で起こっている教育のIT化やGIGAスクール構想の概要、その問題点等についてまとめていきます。
教育ITとは?教員にも子どもにも必要なIT化
IT技術を活用する教育のことを、ICT教育といいます。
ICT教育とは
ICT教育とは、IT機器を活用しながら実践する教育のことです。例えばこれまでのような紙のドリルを進めるのではなく、計算ドリルソフトなどを活用して、個別の能力に合わせた問題を解くことなどがあります。
「パソコンを使いこなす」ことばかりに意識がいきがちですが、ITはあくまでも手段です。目的はこれまで通り学力の向上であり、そのためのツールとしてITを役立たせるのが、ICT教育の本質といえるでしょう。
教員の負担を軽減するためのIT化
教育現場ではITの波に取り残された部分も多く、これが教員の負担を増す原因でもありました。働き方改革という面でも、教育のIT化はとても意味のあることなのです。
授業を進める上でも効率化が図られますし、問題作成や成績処理でもIT化が進んでいます。これらが進むことで、教職員の業務効率をあげる狙いもあるのです。
執筆者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集部記者/編集者/元公務員
京都教育大学卒業。くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部で、厚生労働省管轄の公的年金制度や貯蓄、社会保障、退職金など、金融の情報を中心に執筆中。大学卒業後は教育関連企業での営業職を経て、2010年に地方自治体の公務員として入職。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務に従事した。主に国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担う。特に退職に伴う年金や保険の切り替えでは、手続きがもれることで不利益を被ることがないよう丁寧な窓口対応を心がけた。その後、保険代理店にてマーケティング業務に従事。保険料比較サイトの立ち上げに参加した。乗合保険会社の商品ページだけでなく、保険の知識を普及するためのページ作成にも参加。小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許、特別支援学校一種免許取得。
はたらく世代のお金の診断・相談サービスを行うマネイロでは、「【計算例付】厚生年金保険料はどのように決まる?ケース別算出方法や受給額を解説」など、お金や年金制度にまつわる記事を発信中。京都府出身。(2024年3月18日更新)