来月12月15日は今年最後の年金支給日ですが、今のシニア世代は年金をいくら受給しているのかご存じでしょうか。

日本の公的年金制度は、国民年金と厚生年金の2つから構成されているため、下の体系図のような「2階建て」構造と呼ばれています。厚生年金と国民年金の仕組み

年金は、賃金や物価の動向を考慮して年度ベースで年金額が見直しされています。2025年度は昨年度より1.9%のプラス改定で、国民年金(老齢基礎年金)は満額で月額6万9308円(1人につき)、厚生年金はモデル世帯(会社員の夫と国民年金のみの妻)で月額23万2784円(夫婦2人の合計)となっています。

もっとも、実際に受給できる年金額は、働いていたときの年金加入履歴によって個人ごとに違いが生じます。今回は、年齢ごとの平均年金月額の年金の早見表で今のシニア世代が受け取る年金の平均について解説していきます。