2. 過熱感から高値圏でもみ合う展開か

先週の日経平均の値動きをテクニカル面から振り返ってみましょう。6月中旬にローソク足の実体が200日移動平均線を抜けたことで、25日線、75日線とともに主要な移動平均線を上抜けました。その後はこれらの移動平均線に下値をサポートされるように上昇し、10月9日には一時、4万8597円まで上昇しました。その後は短期的な過熱感もあり、小幅に下落する場面もありましたが、高値圏を維持しています。

今後の展開はどうなるでしょうか。RSIなどオシレーター系の指標は「買われ過ぎ」を示していることから、利益確定売りも出やすいところですが、25日線などを割り込まない限りは、目線を上に持ち続けたいところ。10月上旬の窓埋めとなる4万6000円あたりまでは押し目買い狙いでいいでしょう。直近の上値メドは、10月9日の高値(4万8597円)、そして最高値の更新です。ここを抜けると視界が広がっており、5万円台も近づいてきます。

10月上旬の窓埋めとなる4万6000円あたりまでは押し目買い狙いでいいでしょう。

日経平均株価

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参考資料

下原 一晃