5. まとめ
厚生年金と国民年金を合わせて月15万円以上を受け取っている人は全体の約47.6%と、ほぼ半数に上ります。
ただし、税金や保険料などが天引きされるため、実際の手取り額はさらに少なくなります。
厚生労働省の調査では、高齢者世帯の55.8%が「生活が苦しい」と回答しており、年金だけではゆとりある生活を維持しにくいのが現状です。
今後も物価や社会保険料の上昇が見込まれる中、就労や資産運用などを含めた家計の見直しが求められるでしょう。
参考資料
- 厚生労働省年金局「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 厚生労働省「いっしょに検証!公的年金 公的年金の仕組み」
- 厚生労働省「令和7年度の年金額改定についてお知らせします」
- 厚生労働省「2024(令和6)年 国民生活基礎調査の概況」
加藤 聖人