3. バラを病気にかかりにくくする4つのコツ

バラの根元に肥料をまく様子

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3.1 適切な水やり

バラを健康に保つための水やりは、「乾いたらたっぷり」が鉄則。葉が濡れたまま夜になると、黒星病やうどんこ病といったカビ系の病気が発生しやすくなるため、水は必ず株元に静かに与えましょう。

3.2 風通しと日当たりの確保

バラは日当たりのよい場所を好みますが、風通しのよさも病気予防には欠かせません。枝が密生していると湿気がこもり、病原菌が増えやすくなるため、混み合った枝や、内向きの枝を剪定して、株全体に風の通り道を作りましょう。

3.3 適切な施肥

健全な生育を促し、病気に負けない強い株にするため、バラ専用の肥料を定期的に与えましょう。また、長雨や猛暑などで株が弱ってきたと感じたときには、活力剤を与えるのが効果的。

株の体力を回復させて、病気に対する抵抗力を維持する助けとなります。

3.4 落ち葉や雑草の除去

黒星病などの病原菌は、地面に落ちた病気の葉や枯れ葉で越冬し、翌年の感染源となります。そのため、株元の落ち葉や雑草、病気にかかった葉はこまめに取り除いて処分しましょう。

4. 手間いらずで楽しめる病気に強いバラ

筆者が実際に育ててみて、その丈夫さと美しさに感動し、「植えてよかった」と実感しているバラたち。優雅な美しさと優れた耐病性を持ち合わせ、毎年庭を華やかに彩ってくれます。

薬剤散布を頻繁にしなくてもよいため、大切な庭の環境にも優しく、小さなお子さんやペットのいる方でも安心です。病気に強く育てやすいバラで、理想のローズガーデンをつくってみませんか。