国税庁が9月末に発表した「令和6年分 民間給与実態統計調査」によれば、給与所得者の平均年収は「478万円」と示されています。

もっとも、これは「全年代を合わせた平均年収」であり、年代別の平均給与を見れば、自分の年収がおおよそ平均を上回っているのか、それとも下回っているのかが分かります。

本記事では、国税庁の最新データをもとに年代別・男女別の平均年収を紹介していきます。

将来に備えて取り組みたい「老後資金の準備方法」についても紹介していますので、あわせて参考にしてください。

1. 日本人の「平均年収」はいくら?平均賞与は75万円で2年ぶりの増加!

国税庁が発表した「令和6年分 民間給与実態統計調査結果」によれば、給与所得者の平均年収は478万円となり、4年連続の増加で過去最高を更新しました。

前年比では3.9%の伸びを記録し、この数値は平成3年調査の5.0%増以来となる大きな上昇幅となりました。

また、国税庁の同調査によれば、1年間勤務した給与所得者の平均賞与は75万円となり、2年ぶりの増加となっています。

1年間勤務した給与所得者の平均賞与

1年間勤務した給与所得者の平均賞与

出所:国税庁「令和6年分民間給与実態統計調査結果について」

もっとも、ここで示した数値は全年代を含めた平均値であり、実際の給与水準は年齢層によって大きく異なります。

次章では、年代別に平均年収を見ていきましょう。