5. まとめ
厚生年金と国民年金を合わせて月15万円以上を受け取っている人は、全体の約半数にとどまります。
年金は老後の生活基盤である一方、税や保険料の天引きにより実際の手取り額は額面よりも少なくなる点を理解しておく必要があります。
また、厚生労働省の調査では、高齢者世帯の55.8%が「生活が苦しい」と回答しており、物価高や社会保険料の負担増が家計を圧迫しています。
安定した老後生活を迎えるためにも、年金だけに頼らず、貯蓄・資産運用・働き方の工夫など複合的に備えておくことが重要です。
参考資料
- 厚生労働省年金局「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 厚生労働省「いっしょに検証!公的年金 公的年金の仕組み」
- 厚生労働省「令和7年度の年金額改定についてお知らせします」
- 厚生労働省「2024(令和6)年 国民生活基礎調査の概況」
加藤 聖人