すると、日本で100万米ドル(約1億1000万円)以上の資産を持つ「ミリオネア(富裕)層」は280万人。世界では米国と中国に次ぐ3位であると発表されています。しかし、昨年度、トップを占める米国に次ぐ2位は日本。269万人から11万人増加するも、中国に抜かれています。

また、5000万米ドル(約55億円)以上の純資産を持つ「超富裕層」で見ると、日本は3850人。世界で5番目に多いと報告されています。なお、こちらは世帯ではなく個人でのカウントです。

富裕層はどこで暮らしている?

「お隣さんが富裕層だった」というケースはなかなかありませんよね。実際、富裕層はどんなエリアに住んでいるのでしょうか。東京に住む富裕層にスポットを当ててみましょう。

渋谷区松濤

渋谷駅から歩いていける距離にある渋谷区松濤は、高級住宅街として有名です。なかでも総戸数21戸の小規模低層「プラウド松濤」は、億ションと呼ばれる高級マンション。周囲は戸建て住宅が建ち並んでいるため、プライバシーも問題ありません。

港区赤坂

東京ミッドタウンや赤坂サカスがあり、賑やかなイメージがある赤坂。一歩住宅街に入る緑に囲まれた静かな環境が広がっています。

江戸時代にあった紀州徳川家跡は、赤坂御所や迎賓館になっています。古くから格式の高いエリアであることがうかがえますね。

赤坂にある高級マンションといえば、総戸数36戸の「パークマンション赤坂氷川坂」。地下1階、地上13階建ての中高層マンションです。このマンションのほか、辺りには高級マンションが集結しています。

目黒区青葉台

山手通りと旧山手通りの間に位置する高級住宅街。江戸時代あった大名の庭園は、今では菅刈公園と西郷山公園になっています。自然豊かで広々とした敷地は、人々の憩いの場所ともいえるでしょう。

代表的な高級マンションは、総戸数は38戸の「ディアナガーデン代官山」。地上6階建ての中高層マンションで、独創的なデザインが注目を集めています。

LIMO編集部