12月末は、今年の家計を振り返り、来年に向けて準備を整える大切な時期です。特にシニア世代にとって、「もらえるはずのお金を取りこぼしていないか」を確認することは、安心した生活のために欠かせません。
公的制度には、申請しなければ受け取れない給付金や手当が数多く存在します。知らないまま年を越してしまうと、数万円単位で損になる可能性も。そこで今回は、年金に上乗せして支給されるお金2つと、雇用保険から受け取れるお金3つ、合計5つの制度をご紹介します。
条件を満たせば受け取れる可能性があり、生活の支えになるものばかりです。年末のこのタイミングで、ぜひチェックして、取りこぼしのない新年を迎えましょう。
※LIMOでは、個別の相談・お問い合わせにはお答えできません。
1. 公的年金も、申請しないともらえないお金
公的年金（老齢年金・障害年金・遺族年金）は、私たちの暮らしを支える大切なセーフティーネットです。
ただし、支給要件を満たしたら自動的に振り込まれるわけはありません。年金を受け取るためには「年金請求書」を提出して請求手続きをおこなう必要があります。
国や自治体による「手当」「給付金」「補助金」などの多くもまた、受け取るためには申請手続きが必要です。
申請期限や添付書類などのルールを守れなかった場合、本来受け取れるはずのお金が減額されたり、受け取れなくなってしまったりする可能性もあります。
公的な支援制度を必要に応じて確実に活用するためには、自分がどのような支援内容の対象となるかを理解し、手続きをしっかりおこなうことが大切です。
