「保育園なんとか入れた」と一息つく間もなく、新生活の準備が始まります。

ところで私自身は保育園に通ったことがなく、保育園生活がどういうものか、見当もつきませんでした。「保育のプロがいて、子供のことは一切まかせて働ける、そんなところ?」というくらい。

しかし実際は、保育園は子供を完全に「おまかせ」するところではなく、保護者と「共に育てていく」パートナーなのです。

ぜひ知っておきたい「保育園あるある」。心の準備も万全に、余裕のあるスタートを切ってくださいね。

「慣らし保育」という期間がある

晴れて4月から登園となっても、すぐにフルタイムで働けるようにはなりません。子供が保育園へスムーズに慣れていくため、短時間保育から徐々に時間を延ばしていくという「慣らし保育」期間があります(期間には個人差があります)。

我が子はなかなか慣れてくれず、結局一月程度はかかったでしょうか。担任の一人から「当分は登園2時間後に迎えに来て」と言われた時は泣きそうでした。

産後のボロボロな体に鞭打って園と家を往復した「慣らし保育」期間。出産直後の状況を少しでも助けてくれる存在が保育園のはず。「慣れるまでの辛抱」と子供と自分に言い聞かせましたが、生後2カ月の下の子を抱え、かなり辛いものがありました。

その後も、まともに行けない日々が続く

子供はそれはそれは呆れるくらい熱を出し、嘔吐し、下痢をして登園できない日が続きます。朝は元気に登園してもすぐに呼び出しの電話が鳴ります。「りんご・手足口・溶連菌・RS」など今まで聞いたこともないような病気が次々登場。そして、たいてい親もかかってしまうのです!

「赤ちゃんの風邪なんて」と軽く考えていましたが、子供の病気をもらうとなぜか大人の方が重症化してしまう…。胃腸炎など流行ると家族全員倒れることが多く、ママ同士の会話が武勇伝化します。

「うちも一家全員吐きまくってー。一晩中風呂場で布団洗ってた」

大きくなるにつれ病気の頻度も下がってきます。しかしまったくなくなることはありません。働くために保育園を利用しているのですが、本来の用途を全うするには少し時間がかかりそうです。

どの先生に言ったらいいの? どの先生に相談してもOK

学校と違い、自分が話しやすい先生に相談できるのは保育園のいいところ。クラス担任は複数います。もし一人の先生に相談しても解決しないことがあったら、遠慮せずに他の先生や園長先生にも打ち明けてみましょう。

私は最初、クラス主任は一人と勘違いしていたので相談しにくく悶々としたことがありました。園長先生も園児のことをよく把握しているはず。ぜひ気軽に話しかけてみましょう。

今もたまに泣く我が子

慣らし保育も遠い昔、この春保育園生活4年目を迎える我が子。もはや保育園大満喫!と思いきや、今になっても嫌な時はしばしば泣きます。相当腕力もついてからの行き渋り抵抗は半端ではなく、産後も疲れていましたが4年後も疲れています。