シリーズでお伝えしている「注目小売店月次実績」。今回は100円ショップ「セリア」を展開するセリア(2782)の、2019年1月にの月次動向及び過去実績、また過去1年の株価動向について振り返ってみましょう。
直近の月次実績はどうだったか
2019年2月5日に更新されたセリアの2019年1月の既存店売上高は、対前年同月比100.5%となりました。ここ2カ月間マイナスが続いていましたが、プラスに転じています。
内訳としては客数が101.1%・客単価が99.5%と、客数蔵が客単価のマイナスを補っている形です。
全社売上高は107.2%でプラス成長が継続しています。
今期の既存店売上高の振り返り
では、2019年3月期のここまでの既存店売上高はどう推移してきたのでしょうか。
今期は既に10カ月が経過しましたが、既存店売上高のプラス月は4カ月に留まります。また客数のプラス月が3カ月、客単価のプラス月が3カ月という状態です。特に客単価は下期全ての月でマイナスとなっています。
一方で全社売上高は全ての月でプラス成長と、既存店の弱さが目立ちます。
過去1年の株価動向はどうだったか
最後に同社の株価動向を見ていきましょう。
同社株価は昨年1月の7,390円を天井に下落し、本年1月15日に3,100円の安値を付けました。その後は反転し、現在は4,000円目前の水準で取引されています。
今後は既存店の来客数増加及び客単価アップのための施策が注目点となりそうです。
参考資料:平成31年1月の月次売上高前年比について
LIMO編集部