「副業がバレるのは確定申告」とだけ思いがちですが、意外と副業がバレる一番の理由は「人のうわさ話」なのです。誰かが副業をしているらしいという類の話は、妬みもあって広まりやすく、さらに詮索されやすい話題でもあります。
「自分たちは会社の規則を守っているのに、あの人は会社の規則を破って副業して相当な収入を得ているらしい」なんて話を聞いたら、我慢している人は居ても立ってもいられなくなってしまうんですよね。
筆者も、つい酔っぱらった勢いで自分で副業のことを同僚にバラしてしまった人を知っています。その人の場合、同僚が口の堅い人だったのでよかったものの、ちょっとでもその人のことを悪く思っている人がいようものなら困ったことになっていたでしょう。
さらに、知人の会社では、副業の仕事を会社でやっていたことがバレたという人もいました。セキュリティのかかった会社のパソコンで、自分のアカウントでアフィリエイト広告を管理するサイトにログインしてしまったのです。
最初の頃は頻度も滞在時間も少なかったのでバレなかったようですが、次第に滞在時間も長くなり、仕事そっちのけでアフィリエイトサイトの管理をしていたというのですから驚きですね。くれぐれも、会社での仕事と副業の仕事はしっかり区別して取り組んでくださいね。
税務署のミスでバレることも!
これはある税務署で働く人から聞いた話です。ある日、50代くらいの男性が怒鳴り込んできたのだといいます。
それは、まさに「会社に副業がバレた」という理由。男性は先述した「給与所得以外の収入をどういう方法で納付するか」という質問に対し、「自分で納付する」に〇をつけて税務署に提出したにもかかわらず会社に通知が入ってしまい、副収入の存在がバレてしまったということです。
実際に調べてみたところ、その男性の言い分は正しく、確かに「自分で納付する」に〇がついていたそうです。しかし、事務処理のミスで給与から差し引いて支払うほうを選んでいることになって市町村へ通知されていたのです。これでは男性が激怒するのも仕方ありませんよね。こういうパターンでバレてしまう可能性もゼロではないということを知っておきましょう。
まとめ
会社で禁止されているにもかかわらず副業をしている場合、当然バレるリスクが常にあるわけです。そのリスクを抱えながら生活するのは結構ストレスなはずです。もし、副業に関しては許可制ということであれば、一度信頼できる上司や同僚に相談してみたり、正面から許可を取ってみてはいかがでしょうか。
大塚 ちえ