家賃を払い続ける必要がある賃貸派と、定年退職前にローン完済予定の持ち家派では、老後用の資金に対する考えも左右されます。賃貸にお住まいの人は、定年後も家賃を払うことを含めた資金計画が必要不可欠です。貯蓄額や負債額に向き合う際は、「持ち家かどうか」も踏まえておきましょう。

ブランド志向を変えて貯蓄額を増やす

できるだけ貯蓄額を増やすには、日々の支出をできるだけ抑えることが第一歩です。まずは「ブランド重視をやめる」ことから始めてみましょう。

「なんとなく安心」とう理由から、名の知れた国内メーカーの家電製品を選んだり、「よく分からないから」と格安スマホを避けたりはしていませんか? 実際に使用してみると、リーズナブルな海外メーカー品でも十分に使用できたり、同じ使い勝手なのに格安スマホのほうが断然安かったりするケースがあります。

ブランドにこだわりすぎず、「この機能は使わないから他のメーカーにしよう」「格安スマホについて勉強してみよう」と別の選択肢に踏み出してみましょう。

まとめ

40代以下と50代の間には、「貯蓄の壁」が存在していました。40代以下の世帯は住宅ローンや子どのも教育費に追われることが多く、50代にようやく落ち着くケースが多いようです。持ち家かどうかもあわせて、いま一度家計状況を振り返り、老後への備えを始めていきましょう。

とはいえ、いきなり支出の大幅カットに踏み込み、途中で息切れしてしまっては意味がありません。有名ブランドへのこだわりをやめてみる、格安スマホを検討するなど、現状の改善から始めることがおすすめです。

LIMO編集部