株式市場の振り返り-日経平均株価は3日続伸、買い一巡後は膠着感が強まる

2019年2月4日(月)の主要指標(カッコ内は前日終値比)

  • 日経平均株価 20,883円(+95円、+0.5%) 3日続伸
  • TOPIX 1,581.3(+16.7、+1.1%) 反発
  • 東証マザーズ総合指数 879.3(▲7.2、▲0.8%) 続落

東証1部上場銘柄の概況

  • 値上がり銘柄数:1,888、値下がり銘柄数:203、変わらず:36
  • 値上がり業種数:32、値下がり業種数:1
  • 昨年来高値更新銘柄数:14、昨年来安値更新銘柄数:12

東証1部の出来高は13億2,895万株、売買代金は2兆2,729億円(概算)となり、いずれも先週末より減少しました。米国の雇用統計発表を受けてリスクオンモードが高まった一方で、米朝首脳会談の行方など様子見スタンスに徹する投資家も少なくなかったようです。

盛り上がりに欠けた商いとなりましたが、週初としてはまずまずの売買代金だったかもしれません。

そのような中、日経平均株価は終日プラス圏での推移となりましたが、膠着感も強い値動きでした。前場の半ばに一時+134円高まで上昇しましたが、その30分後には一時+35円高まで上げ幅を縮小する場面が見られました。

しかし、後場は20,850~20,900円の狭いレンジ内の推移となり、膠着感が強いまま3日続伸で引けています。

なお、TOPIXも同じような値動きで反発となりましたが、上昇率は日経平均株価を大きく上回りました。これは、中小型株への買い戻しが優勢だったことを示唆しています。

東証マザーズ総合指数は続落、売買代金は3日連続で1,000億円を大きく割り込む

東証マザーズの出来高は4,845万株、売買代金685億円となり、いずれも先週末より減少しました。いわゆる“サンバイオ・ショック”の後遺症が残り、回復してきた個人投資家の物色意欲が大きく減退しています。売買代金も3日連続で1,000億円を下回り、なおかつ、大台を大きく割り込む状態でした。

また、総合指数も続落で引けました。900ポイント回復にはまだ相応の時間を要するかもしれません。

NECが昨年来高値を更新、売上高を下方修正したソニーが一時▲9%安に迫る急落

個別銘柄では、主力医薬品株が総じて買われ、アステラス製薬(4503)、エーザイ(4523)、中外製薬(4519)などが大幅上昇となり、先週暴落した大日本住友製薬(4506)も買い戻されました。

また、ハイテク株ではNEC(6701)が大幅高で昨年来高値を更新し、富士通(6702)、日立製作所(6501)、三菱電機(6503)も大幅上昇となっています。

その他では、先週末に暴落した任天堂(7974)が急反発し、野村ホールディングス(8604)も買い戻しが優勢となりました。

一方、先週末の決算発表で売上高見通しを下方修正したソニー(6758)が一時▲9%安に迫る急落となり、業績予想を据え置いたローム(6963)も急落しました。

また、先週末の決算発表でQ3(10-12月期)が芳しくなかったホンダ(7267)も一時▲4%超安の大幅安となり、三菱自動車(7211)やデンソー(6902)も安く推移しています。

新興市場(東証マザーズ)では、サンバイオ(4592)の売買取引が成立せず、▲35%安で4日連続のストップ安となりました。この4日間での下落幅はちょうど▲8,000円(11,710円から3,710円へ)となっています。また、図らずも時価総額トップに返り咲いたメルカリ(4385)も小幅反落となりました。

葛西 裕一